ホームページの常時SSL化（https）はなぜ必須なのか？
ご自身のWebサイトやホームページが「http」で始まっているのを見て、「これって大丈夫なの？」と不安に感じていませんか？結論から言うと、今すぐ「https」への変更を強く推奨します。これは単なる技術的な問題ではなく、ユーザーからの信頼や、集客にも直結する非常に重要な要素だからです。
常時SSL化（じょうじエスエスエルか）とは、WebサイトのすべてのページをSSLという技術で暗号化することです。これにより、ユーザーがWebサイトとやり取りするデータ（個人情報、クレジットカード情報など）が盗聴や改ざんから守られます。この仕組みを身近なものに例えるなら、「http」が誰でも聞ける開かれた電話だとしたら、「https」は、二人だけの秘密の会話ができる「盗聴防止機能付きの専用電話」のようなものです。
SSL（Secure Sockets Layer）とは、インターネット上の通信を暗号化する技術のこと。SSL化されたWebサイトのURLは「http://」から「https://」に変わります。この「s」は「Secure（安全）」を意味しています。
この記事のポイント
- 常時SSL化は、ユーザーの個人情報を守るための必須のセキュリティ対策。
- GoogleがSSL化されたサイトを優遇するため、SEO（検索順位）に影響する。
- SSL化されていないサイトは、ブラウザで「安全ではありません」と警告が表示され、信頼を失う。
SSL化しないことの3つのリスク
常時SSL化されていないホームページには、大きなリスクが潜んでいます。ここでは、特に重要な3つのリスクについて解説します。
1. ユーザーの個人情報が危険に晒される
SSL化されていないWebサイトでは、フォームに入力された情報が暗号化されずに送信されます。そのため、悪意のある第三者によって、個人情報（氏名、住所、電話番号、メールアドレスなど）やクレジットカード情報が簡単に盗み見られてしまう可能性があります。例えば、長野県上田市で地域イベントの参加者募集をホームページで行う場合、応募者の個人情報が流出するリスクを抱えてしまいます。
【プロのアドバイス】
ユーザーは自分が入力した情報が安全に扱われるかを非常に気にします。特に、お問い合わせフォームや予約フォームがあるWebサイトは、常時SSL化が必須です。これを怠ると、ユーザーは不安を感じ、フォームの入力をためらって離脱してしまいます。
2. Googleからの評価が下がる
Googleは、インターネット全体の安全性を高めるため、SSL化されたWebサイトを高く評価し、検索順位を優遇する方針を明確にしています。これは、HTTPSをランキングシグナルの一つとして利用することを意味します。つまり、SSL化されていないホームページは、Googleの検索結果で上位表示されにくくなってしまうのです。
【プロのアドバイス】
どれだけ素晴らしいコンテンツを作成しても、検索結果に表示されなければ見込み客は訪れません。長野県小諸市で特産品を販売するECサイトを運営している場合、SSL化されていないだけで競合サイトに比べて不利な状況に置かれてしまいます。SEO対策の一環として、SSL化は今や欠かせない要素です。
3. ブラウザで警告が表示され、信頼を失う
Google ChromeやFirefoxなどの主要なブラウザでは、SSL化されていないWebサイトにアクセスすると、アドレスバーに「保護されていない通信」や「安全ではありません」といった警告が表示されます。これは、訪問したユーザーに「このサイトは危険かもしれない」という強い不信感を与えてしまいます。例えば、群馬県前橋市でカフェを経営している場合、新規顧客がWebサイトを訪れた際にこの警告が表示されたら、来店をためらう可能性があります。
【プロのアドバイス】
ホームページは企業の「顔」です。この警告が表示されることは、まるで店舗の入り口に「当店は安全ではありません」と書かれた看板を掲げているようなもの。ユーザーからの信頼を失い、ビジネスチャンスを逃すことになります。
常時SSL化を実現するには？
常時SSL化は、特別な専門知識がなくても比較的簡単に行うことができます。主に以下の2つのステップで進めます。
- SSLサーバー証明書を取得する:
SSL証明書とは、Webサイトの運営者が実在することを証明し、データを暗号化するための電子証明書です。ご契約のサーバー会社で無料で発行できる場合がほとんどです。有料の証明書もありますが、個人事業主や中小企業であれば無料の証明書で十分なケースが多いです。 - Webサイトをhttpsに設定変更する:
WordPressなどのCMS（コンテンツ・マネジメント・システム）を使用している場合、設定画面からURLを変更するだけで対応できるケースが多いです。古いWebサイトや複雑な構造の場合は、Web制作会社に依頼するのが確実です。
【制作会社選びのポイント】
群馬県高崎市の企業が採用サイトを作る場合、常時SSL化は必須です。Web制作会社を選ぶ際には、SSL化の対応が標準サービスに含まれているか、導入後のサポート体制が整っているかを確認しましょう。サーバーやドメインの管理も一括して任せられる会社であれば、技術的な知識がなくても安心して運用できます。
まとめ
ホームページの常時SSL化は、もはや「やっておいた方がいい」ものではなく、「やらなければならない」ものです。ユーザーの安全と信頼を守ることはもちろん、Googleからの評価を高め、より多くのユーザーにWebサイトを訪れてもらうためにも不可欠な対策です。まだSSL化されていない場合は、早急な対応を強くお勧めします。
よくある質問（Q&A）
Q1: SSL化すると、Webサイトの表示速度は遅くなりますか？
いいえ、通常はほとんど影響しません。むしろ、最新のプロトコル（HTTP/2など）を介した通信では、SSL化によって表示速度が向上する場合もあります。ごく稀に、サーバーや設定に問題があると遅くなるケースもありますが、プロに任せれば問題なく対応できますのでご安心ください。
Q2: SSL化すれば、もうセキュリティ対策は不要ですか？
いいえ、SSL化はあくまで「通信の暗号化」という一つの対策に過ぎません。フィッシング詐欺や不正アクセス、マルウェア感染など、Webサイトを取り巻く脅威は多岐にわたります。定期的なパスワード変更、ソフトウェアのアップデート、信頼できるサーバー会社の利用など、多角的なセキュリティ対策を講じることが重要です。
次に読むべき記事
該当記事のF列descriptionを入れてください