【2025年版】見積もりで損しないホームページ制作会社の選び方|内訳の見方と注意点

本記事は、依頼前に確認すべき見積書の要点・落とし穴と対処法を、内訳の見方から契約・保守まで一気通貫で解説します。

まずは短い答え(要点)

  • 「一式」は内訳に分解:単価・数量・作業範囲・成果物・修正回数を明記。
  • ページ数・機能・CMS・SEO・レスポンシブは要件表と見積の整合を確認。
  • 修正は上限回数・超過単価・締切・窓口(連絡手段)を契約書に記載。
  • 公開後の保守(セキュリティ/バックアップ/更新)の月額・SLAを事前合意。
  • 最低でも2〜3社に「同条件」で相見積もり(テンプレを使って横並び比較)。

見積もりで多い落とし穴と対処法

1. 「○○一式」という曖昧な記載

注意点:「デザイン一式」「構築費一式」は作業範囲が不明確で、追加費リスクが高い。

対処法:「一式」を単価/数量/範囲/成果物/修正回数に分解し、可能なら項目ごとに再見積もり。

2. ページ数・機能の認識違い

注意点:想定ページや機能(フォーム/予約/ブログ 等)が見積に含まれていない。

対処法:サイトマップ・ワイヤーを共有し、CMS種別(例:WordPress)やSEO初期設定、レスポンシブ対応の有無まで整合確認。

3. 修正対応の回数制限

注意点:修正が「◯回まで」。超過は追加費用になりがち。

対処法:段階ごと(ワイヤー/デザイン/実装)の上限と超過単価、締切・フローを契約書に明記。

4. CMS導入やSEOが別料金

注意点:CMS導入、SEO初期設定、計測(GA4/サチコ)、モバイル最適化が基本費用外のことも。

対処法:機能一覧で一つずつ確認。マーケ連携(SNS/広告/予約・決済)のオプション有無も点検。

5. 保守・運用費が抜けている

注意点:公開後に月額費用が発生。内容と金額の想定がないと負担増。

対処法:サーバー/ドメイン/セキュリティ/バックアップ/アップデート/監視/更新代行の範囲とSLA・月次上限工数を合意。

内訳の見方(項目別の確認ポイント)

見積書の主な項目と確認ポイント
項目 よくある内容 確認ポイント
企画・ディレクション 要件定義/進行管理/打合せ 時間数・会議回数・成果物(要件定義書/進行表)の有無
デザイン トップ/下層デザイン、修正回数 対象ページ数・改訂範囲・フィードバック締切・入稿形式
コーディング HTML/CSS/JS、レスポンシブ ブラウザ/端末対応・アクセシビリティ・パフォーマンス要件
CMS導入 WordPress等、投稿/固定/カスタム投稿 編集権限・運用マニュアル・プラグイン更新方針
機能開発 フォーム/予約/会員/決済 要件定義・テストケース・外部サービス費の扱い
SEO/計測 メタ/構造化/GA4/サーチコンソール キーワード範囲・実装範囲・レポート有無
コンテンツ制作 原稿/写真/動画/翻訳 取材有無・著作権・再利用範囲・枚数/尺
保守・運用 監視/脆弱性対応/バックアップ 月額費・SLA・更新工数の上限
図:内訳例。実際の条件に応じて項目・単価・数量を調整。

発注前チェックリスト(保存版)

  • 2〜3社に「同条件」で相見積もり(テンプレで横並び比較)。
  • 「一式」は内訳化し、単価・数量・成果物・修正回数を明記。
  • 対応/納品範囲(公開・引き継ぎ・研修・著作権・データ納品)を明記。
  • ヒアリングシート/要件定義書の提示と、進行体制(担当/窓口)を確認。
  • CMS/SEO/計測/レスポンシブの実装範囲を確認。
  • 保守・運用(月額/範囲/SLA/上限工数/アップデート方針)を合意。
  • 分からない用語は必ず質問し、説明態度・対応速度も評価指標に。

 

よくある質問(FAQ)

見積書の「一式」はどう確認すべき?

単価・数量・作業範囲・成果物・修正回数に分解し、可能なら項目ごとに再見積もり。契約書にも反映します。

修正回数の妥当な設定は?

ワイヤー/デザイン/実装の段階ごとに上限回数を設定し、超過単価と締切・フィードバック方法を定めます。

CMSやSEO・計測は基本費用に含まれる?

含まれない場合が多いため、CMS種別と編集権限、SEO初期設定、GA4/サーチコンソール設定の有無を確認。

保守・運用費はどれくらい?

セキュリティ対応/バックアップ/監視/更新代行の範囲次第。SLAと月次上限工数、アップデート方針を事前合意しましょう。

まとめ/次にやること

  1. 要件定義シートでページ数・機能・運用範囲を確定。
  2. 同条件テンプレで2〜3社に相見積もり。
  3. 契約前に修正回数・SLA・保守費を明文化。

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