お問い合わせフォームで入力率を上げるための10の改善点

上記制作会社の評価です!

この記事のポイント

  • 入力フォームは、ユーザーにとっての最後の関門です。ここでのストレスを徹底的に減らすことが、コンバージョン率(CVR)向上に直結します。
  • 最も重要な改善点は、「入力項目の削減」と「スマートフォンでの操作性向上」です。特に住所や電話番号の必須化は慎重に判断しましょう。
  • エラーメッセージや送信ボタンの文言といった細部も成果に影響します。ユーザーを不安にさせない、親切なデザイン(UX)を心がけましょう。

なぜ問い合わせフォームでユーザーは離脱してしまうのか?

「ホームページにアクセスはあっても、問い合わせがゼロ…」これは、多くの企業が抱える悩みです。訪問ユーザーが商品やサービスに興味を持っても、最後の問い合わせフォームで離脱してしまうことは非常によくあります。この離脱のことを「フォーム落ち」と呼びます。

フォーム落ちの原因のほとんどは、ユーザーにストレスや不安を感じさせていることにあります。Webサイト(ホームページ)のゴールである問い合わせを増やすためには、フォームのユーザビリティ(使いやすさ)を徹底的に改善する必要があります。


【なにを?】入力率を劇的に上げるための基本の考え方

問い合わせフォームの改善で真っ先に取り組むべきことは、「ユーザーの負担を最小限に抑える」ことです。これは、入力の手間を減らすことと、心理的な不安を取り除くことの二点に集約されます。

改善の鉄則1:入力項目を極限まで減らす

必須入力項目が多いほど、ユーザーの離脱率は高まります。理想は「名前」と「メールアドレス」と「お問い合わせ内容」の3点のみです。

例えば、長野県上田市で地域向けサービスを提供する企業の場合、サービス案内を送るだけなら電話番号や詳細な住所は必須ではありません。本当に必要な情報か、一旦立ち止まって判断しましょう。

改善の鉄則2:スマートフォンでの操作性を最優先する

現代のWebサイト訪問者の多くはスマートフォン(スマホ)ユーザーです。フォームの入力欄が小さかったり、文字が打ち込みにくかったりすると、一瞬で離脱されます。

特に群馬県前橋市に住むビジネスマンが移動中に問い合わせをしようとした際、フォームが使いにくいと感じれば、すぐにブラウザを閉じてしまいます。入力フィールドを指でタップしやすいサイズにし、スムーズな入力を実現しましょう。

改善の鉄則3:入力の手間を減らすための補助機能を導入する

ユーザーの入力負荷を軽減する技術的な補助は非常に有効です。

  • 郵便番号からの住所自動入力機能:住所を手動で全て打ち込む手間がなくなります。
  • 入力内容の自動保存機能(セッション維持):途中で他のページを見ても、戻ってきたときに入力内容が消えていないようにする仕組みです。

これらの機能は、フォームのデザインやユーザー体験(UX)を改善するためにプロの制作会社が必ず提案する項目です。


【どうやって?】問い合わせフォームの入力率を上げる10の具体的な改善点

基本の考え方を踏まえ、すぐに実行できる具体的な改善策を10点解説します。

1. 入力必須項目には「必須」マークと色付けをする

どの項目が必須なのかを明確に、かつ視覚的に示しましょう。「*」マークだけでなく、赤文字や目立つ背景色で「必須」と明記することが重要です。

2. 適切なプレースホルダーを利用する

プレースホルダーとは、入力欄の中に薄い文字で表示される例示のことです。例えば「お名前」の入力欄に「例:山田太郎」と表示することで、ユーザーが入力すべき形式を理解しやすくなります。

3. 入力フィールドの幅を適切に設定する

入力する文字量に合ったフィールド幅にしましょう。「名前」の入力欄が極端に長すぎたり、逆に「お問い合わせ内容」のテキストエリアが小さすぎたりすると、ユーザーに違和感を与えます。

4. 全角/半角の指定を無くす(自動変換する)

「電話番号は半角で」「フリガナは全角カタカナで」といった細かすぎる指定はユーザーのストレスの元です。システム側で全角・半角を自動で判別・変換する仕組みを導入しましょう。

5. エラーチェックのタイミングをリアルタイムにする

すべての入力を終えて「送信」ボタンを押してからエラーが表示されると、ユーザーはうんざりします。メールアドレスの形式間違いなどは、入力中にリアルタイムでエラーを表示し、すぐに修正を促しましょう。

6. エラーメッセージは分かりやすく親切にする

「入力に誤りがあります」ではなく、「メールアドレスの形式が間違っています。@マークとドメインをご確認ください」のように、具体的に修正箇所と方法を指示しましょう。

例えば、群馬県高崎市で精密機器を扱う製造業のWebサイトでは、技術的な問い合わせが増えるため、エラーメッセージの親切さが企業イメージ向上にもつながります。

7. 個人情報保護方針(プライバシーポリシー)への同意を明示する

フォームの直前には、個人情報保護方針のリンクを明記し、チェックボックス(例:上記に同意する)を設けて、ユーザーの心理的な不安を解消しましょう。SSL(通信暗号化)が導入されていることも必ず記載してください。

8. 送信ボタンの文言を工夫する

単なる「送信」ではなく、「無料で相談を申し込む」や「資料請求(30秒で完了)」など、ユーザーが得られるメリットや手間の少なさを伝える文言にしましょう。

9. 確認画面を省略する(ワンステップフォーム)

入力画面の後に「確認画面」を挟む2ステップ形式は、ユーザーに二度手間を踏ませます。長野県東御市の観光関連サービスなど、すぐに予約を完了させたい場面では、入力画面と確認を統合したワンステップフォームが有効です。

10. サンクスページ(完了画面)で次の行動を促す

問い合わせ完了後の画面(サンクスページ)で「ありがとうございました」で終わらせず、「引き続き、こちらの製品事例もご覧ください」など、サイト内の他のコンテンツへの導線を設けることで、ユーザーの滞在時間を延ばしましょう。


まとめ:フォームは「接客」であるという意識を持とう

問い合わせフォームは、Webサイトにおける重要な接客の窓口です。入力率を上げるためには、ユーザーが「面倒だ」「不安だ」と感じる要素を一つひとつ丁寧に潰していくことがプロの仕事です。特に、スマホでの入力体験と、エラー表示の分かりやすさに重点を置いて改善することで、必ず成果は現れます。

よくある質問(Q&A)

Q1. 電話番号を必須項目から外すと、かえって信頼度が下がらないか不安です。

A. 必須項目から外しても、フォームの近くに企業の代表電話番号を明記し、「お急ぎの方はお電話でもどうぞ」と記載すれば、信頼度は保たれます。また、任意項目として「電話でのご連絡を希望されますか?」というチェックボックスを設けることで、ユーザーに選択肢を与えるのが最良のUXです。

Q2. 問い合わせフォームのA/Bテストとは何ですか?

A. A/Bテストとは、フォームのデザインや項目の違う2パターン(AパターンとBパターン)を用意し、どちらがより高い入力率を得られるかを実際にユーザーに見せて検証する手法です。プロの制作会社は、このテストを繰り返して、より成果の出るフォームを追求します。


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